モニタ見過ぎ、仕事し過ぎで、なんかこう柔らかいメディアが欲しくなり、本屋に行ったところ、100年前くらいの日本の様子が書かれた本が、平済みされていたので、買って読んだところ、ものすごく面白かった。イザベラ・バードという人の日本奥地紀行という本。
そもそもほとんど本を読まないで生きているので、本をよく読まれる人にとって自分の評価はほぼ信頼性は無いものだが、昔ってこんな風だったのかと思う部分、視点が日本人ではなく当時の先進国人であるところ、他の世界も旅をして来た人であるところ、学者ではなく日記であるところ、日本をひいきしている感じがあまりないところ、あたりがその面白さかと思う。
今日はさらに同じ著者のハワイ紀行本を買ってしまった。
日本の本の方はドンヨリとして、陰鬱なイメージを受けたのに対して、ハワイはまだ冒頭しか読んでいないが、輝く楽園という感じ。でもどちらが面白いかというと多分日本が圧倒的に面白くて、それはいうまでもなく自分の生きている場所だから。
ところで住む場所によって幸せ度が違うのではないかと、若い頃旅していたときによく思っていたけど、やっぱりそれはそうなんだろうなと思う。
当時は、そういう幸せ度(たぶん幸福感と同じ意味)なんてことを気にして、幸せな国で過ごしたいなんてことを思っていたのだが、どっかの国では大量の人が飢餓などで死んでいるわけで、国単位で考えれば日本は相当にマシな場所であり、さらに自分の環境や境遇を改善すること自体が、今の自分には可能で且つ面白いことなはずで、幸せ度ってのは、どうでも良くはないが、所詮受け身な考え方でつまらない話かもしれない。
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