先日渋谷のビックカメラのソフトコーナーに我社のメンバーで立ち寄った。
今時の殆どウェブからDLしちゃう時代には、こういうコーナーに来るケースというのは買うものがはっきりしていいて、DVDなどのメディアが合った方がいい場合だけで、かなり稀ではある。
「昔はこういうところに毎週着ては、あーこれ欲しいなあとか思ってたよ。」
「たまにこういうところに来るといろんな発見があるんだよね。」
的な話をしながら、ふとソフトウェアシンセサイザーのところに目がとまり、手に取ってみているうちに使ってみたくなってきた。
普段Flashコンテンツ作るときには、殆ど自分で音声を用意するケースがなく、シンセサイザーや音源は全然使わなかった。でも何かデモを作る際に、ボタンに音がついているだけで体感が変わってくるし、アホでもできること(でもないか)のくせにそれだけでリッチな雰囲気が出たりするので、決してシンセサイザーや音源を買って付けたりするのは悪くないと思う。音だけで個性を出すのは難しいと思うが、それなりにサイトのイメージを伝える手段にはなりうる。
ともかく家に帰ってウェブからDLしたソフトウェアシンセサイザーを入れて、さて、音はどうすれば録れるのか、、、と探してみたが、どうやら音はスピーカーから出力されるものの、ソフト自体には「mp3として保存する」みたいな機能がついていないようだ。つまりその音を別の方法でキャプチャしなくてはならないわけだ。いや本当は保存機能があるのかもしれないけど、わからんし。
で、ともかくMacのスピーカーから出る音をキャプチャする方法ということで調べてみたところSoundflowerというツールが浮上してきた。こいつはあるアプリから出力される音を、別のアプリの入力元にすることができる。つまりLinuxのコマンドラインで使う「パイプ(|)」みたいな役目を果たしてくれるというすばらしく便利な便利君だ。
キャプチャするソフトはAdobe Soundboothのβ版をDLしてきて早速使ってみた。Soundboothもかなりわかり易いツールだったのでさくさくっと音声を収録することができた。そんなわけでSoundboothもちゃんとしたソフトウェアシンセサイザーも欲しくなってしまった。
SoundboothはAdobeのProduction Suiteというかなり高額な製品にバンドルされている。Production SuiteはAfterEffectsとかPremireなどが一緒にはいっている。なんだか、ずっとWebの仕事をしてきて使うのはコードエディタやDreamweaverやFlashがあれば結構用は足りていたけども、ここ最近の遊び(仕事)は昔に逆戻りして、3D、ビデオ、音声といったメディアに逆戻りしてきている。同時になつかしいソフトの名前を目にすることが増えてきた。ウェブがリッチなものを提供できる場所になってきたということだなあ。
随分前にFlashの機能として、BitmapやらFilterやらMatrixで画像をプログラムから加工できるようになったとき、なんでそんなことやるんだろうなマクロメディアは?と思っていたのだが、そういった機能はリッチな何かをウェブで配信する時代に必須ということを、今になって気がついた。
シンセサイザーといえば今時はビデオシンセサイザーなんてのがあるんだよねえ。昔読んだ小説「ニューロマンサー」で「ついに開発されたのか」みたいな扱いで出てきた架空の機械だったように思うんだが。音のシンセサイザーという意味ではNordleadやらWavedrumやらは今でも欲しい。ローランドのJuno60だったかそんなアナログは持っていて何にも使わずに売っちゃったけど。もっと子供のときはアナログシンセのカタログを眺めて買おうかなあとか思ったものだ。楽譜はよめないけど、音というのはとても気になるし好きではある。
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