めちゃくちゃ遅ればせというか３年くらい遅く気がついたかも。Flexはすごい。
昔のFlexについては、なんか業務用って印象でうけとっていたし、Flashの動きは遅かったし、エンターテイメント系じゃないFlashって、メインストリームになるとは思えなかったし、そういう仕事に満腹ったりというのもあって、Flexについては若干割け気味だった。
でも最近MXMLでSWFの作成を始めた。で、やってみたらFlexってめちゃくちゃいいすね。
過去にやった非エンタメ系RIA案件を思い出すと、そこで必要だった機能がフレームワークとして勢揃いしているという印象。ここまで便利とは知らんかった。
今週末に本屋でオライリーのFlex 2という本を買ってここ３日ほど読みながら作っていて、この本の内容を一通り頭に入れてしまえば、結構いろんなものができる感じがする。
とはいえ、かなりいろんなことができるので、まじめに学ぶとなればホント最低半年はFlex案件だけをやりまくるとかしないとダメなのかも。
生産性の高さが良く言われる点だけど、それを除いてもFlexはいい。なんというか、Flash Lite 1.1みたいな、頭の中がぐしゃぐしゃになるプログラムの対局で、慣れてしまえばきっと頭の中がすっきりした状態で、結構複雑なところまで平然と作り込めるんじゃないかと期待できる。
そんなステキなFlexなんだけど、でも、一体SWFってなんなんだろう、何に使うべきなのか、という点は考えてしまう。
ニコニコみたいにビデオを再生するプラットフォームとして使うのなら必然性がある。
でもフォームを「よりよく」するためにSWFにするというのなら、なくても困らないので、そういったSWFを作ることに、正直どこまでスキルアップ／営業力アップを目指すべきなんでしょうか、というわけだ。
エンタメサイトをつくるための道具としてはFlashはとても相性がいい。どれだけユーザーを「魅せる」かを追求して、「あまりにも楽しいから使いにくいとか気にならん」というサイトを作るのが、一番ハマってるような気がする。
つまりキャンペーンサイトを作るとか、バナーを作るとか、ゲームを作るとか、そういった用途が最適なんじゃないのか。そういうことを、たぶん３年くらい前からずっと思ってきたような気がする。またそういったサイトは作る人自身もすげー楽しかったりするものだと思う。
で、そういう仕事はあんまり多くない自分は、正しい道を歩んでいるのだろうか、もっとエンタメだとか思ったりする。
（今はむしろ携帯Flashをやるので、それはそれで、また違った点で、正しい方向かと考えてしまうことがある）
最近やっとBuzzWord、Premiere Expressなどの、いわゆるウェブブラウザ上で動くツールで、SWFでできたものが、かなり快適に動作している様を見れた。自分もかつては「作れるが作ってみたら以外と使えねーかも」という意識だったのが、「作ったら以外と使えるはずだ」という見方にかわったことは大きい。
SWFかどうかはともかくこの流れは何年も前からあり、何もかもブラウザに乗っけて行くという流れは、かわらないように思う。
コードの大半をそのままAIR用に使って、ローカルで使えてしまうので、こういったウェブブラウザ上で動くツールをSWFベースで作るというのは、エンタメ系とは違ってまた１つコミットしていい分野の１つで、結構作るのも楽しいだろう。
来年あたりに、こういうSWFで作るウェブブラウザ上のアプリがいいじゃんとか、世間的にも理解してもらえるのかもしれない。
じゃあ何を作るかということになると、アドビが作っているような定番ツールのイラレなんかは、アドビ自信が作って行くんだろうなというのもあって、やっぱりツール作りにはかなり時間もかかるだろうし、そうすると投資を回収することができるツールってなんだろうかということを考えてつくらないといけない。
そんなことを考えたり、ていうか案件とかこなしてたら、もうすぐ今年も終わりという時期になってしまった。
なんかFlexの話から逸れたうえに、結論もないままだらだらだらなので、最後に締めということで、Premiere ExpressはたしかFlexで作ったとか、何かで見たような気がするが、たしかにFlexで作るのが良さそうだと素直に思う。
というかツール系のプロトタイプはFlex向きだなと、本当になんの新しさもないけど素直に思う。（なんかこの意見はたぶんFlex登場時から誰もが思ったことだと思うけど、それそのまんまその通りでその通りでした）
先週、Flexにとても詳しい上野さんという指圧師（整体師）に、会社に出張してもらって指圧してもらいつつ、Flexについての質問をさせてもらった。あっぱれという感じでどんどん疑問が解決した。
指圧を受けた社員・従業員からも好評でした。Flexではなくて指圧が好評でした。お世辞ではなく。
しかし、初めてFlashを使った頃の自分から見ると、何がSWFに向いているかなんて考えるのはおかしなことかもしれない。
描画ツールにフレームアクションがあって、プログラミングが簡単にできた、だから想像したものが作れた。以上が全てということでいいのかもしれない。
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