SoftbankのVodafone時代の端末の中で、Flash Liteコンテンツで、デバイスフォントを使った場合に、それにフチが付いてしまう現象があって、
X-LABO vodafone FlashLite デバイスフォントに白縁取りの罠
の方で随分前(エントリの日付を見ると2年以上前)に報告されていて、有名な「問題」かもしれない。Vodafoneの端末のうち、この現象が起きる機種は、以下の「縁あり」のです。
703SH 縁あり
802SH 縁あり
804SH 縁あり
902SH 縁あり
903SH 縁あり
802SE 縁なし
705SH 縁なし
904SH 縁なし
905SH 縁なし
「縁あり」機種について、どんな規則で「縁あり」になるのか確認してみたところ、すごく単純で、デバイスフォントであるかどうか、のみです。文字色が何であるかとか、背景のムービークリップや、ステージ色が何であるかといったこととは関係なく、デバイスフォントには常に縁がつきます。
アンチエイリアスのかかった静的テキストには、フチがつきません。
理屈上、文字が読めなくなってしまうのは、文字が白か白に近い色で、そういったデザインを割けるのが、最も手軽な解決方法です。
どうしてもデザインを白文字にしなければならない場合、上記5機種を非対応端末とするのが、当然楽ではあります。でも、そうできない場合、共通のコンテンツで対応するには、黒に近い状態の文字をつかったムービークリップを用意しておき、コンテンツ内で機種を判断してフチがついてしまう機種の場合は、
_visible = true;
そうでない場合は、
_visible = false;
にする。といった方法で切り抜けられるかと思います。
しかし、そのテキストフィールドをスクロールさせないとならない場合とか、インタラクションを付ける場合は、面倒なプログラムになってくるかもしれません。GIF画像などを使って、一見、ビットマップテキスト的に見せてしまう方法は、厳密に表示させたい場合、端末毎のヨコ幅の違いを吸収する必要があるので面倒です。静的テキストでやる場合、データ量が大きくなってしまうという欠点があります。困るなあ。
なんでこんな仕様になっているのだろうか。ちなみにHTMLの場合はフチはつきません。
コメント