しばらくiPhone使ってみていろいろ知ったことを書いておこうと思います。
まず自分の場合、いままでYouTubeが見れなかったのですが、YouTubeが見れる形のアクティベーションに変更したことで、ほとんどデフォルトのiPhoneのアプリは体験した状態です。(もしかしたらSMSも使えるのかもしれませんが、やってません。残りはそれだけです。)
WiFiは特に外出先では使えないことが多く、ほとんど自宅でのみ通信系のアプリが使えるという状態です。
現状ではキラーアプリはメーラーです。朝起きて、会社に向かう前にiPhoneを起動してメールだけ受信しておき、その場でざっと見るということをしています。いままで同じことはパソコンでやっていましたし、メールは出社後にチェックすることもありましたが、iPhoneにしてからそのあたりは変化しました。
また、忙しいとチェックしなくなってしまうMLも、通勤電車の中でそこそこチェックするようになりました。かつてWindowCEでやっていたことなので、決してiPhoneだからというわけではなく、そこも含めてやっぱりメールはどこにいってもキラーだなと感じるところです。
iPhoneのメーラーを使っていて思うのは、ちょっとした返信はiPhoneで返したいと思うのですが、日本語入力ができないので、全く使い物にならないというところです。(あとで知ったけど、どうやらiPhoneももうすぐ日本語入力インターフェイスにアップデートできそう。)この日本語入力については、iPod Touchが店頭に並んだ時点で、一番自分がチェックしたい部分で、アップルがどんなインターフェイスにするのか、とても気になっています。
それから、次によく使うのは、ブラウザです。ブラウザはFlashは搭載されていません。(Flashはいづれ搭載されるだろうという話があるので、多分意図的に省いているわけではなさそうです)
そのため、見れないページも結構ありますが、かなり使いやすく、当然ながらウェブサイトの再現性は携帯のデフォルトのブラウザなんかとは比べ物にならないです。携帯のフルブラウザと比べても拡大縮小がやりやすいうえに、画面も広いので、使い易いです。
またブラウザはPDFを十分に快適に見せてくれるので、技術的な資料なんかも、以前は印刷して持ち歩いていたのですが、iPhoneでいいやという感じです。iPhoneのブラウザはキャッシュしてくれるので、通信していなくても閲覧可能です。あ、でもいま試しにメール添付でPDF見れるかなと思ってためしてみたら、見れますが、文字が表示されないところとか有りました。フォントが特殊だからかも。フォントも同梱したPDFにするとかすればいいのだろうか。めんどくせーな。
YouTubeも結構楽しく見る時があります。私はAppleTVユーザーなのですが、むしろiPhoneの方がいい。でも、キャッシュはされないので、ネットがなくなったとたんに見れなくなります。とはいえ、もしPCやテレビがなくてもネットさえあれば、ひとしきりこれで時間をつぶせることは確かです。
あと動画ということでは、iTunesで動画を購入してiPhoneに入れておくというのを友達がやっていたので真似してやってみました。
正直iPhoneの画面サイズがあってこそなのですが、このデバイスで動画を見るというのは、とてもシックリきます。大画面テレビとかどうでもいいというか。テレビ持っていないのでわかりませんが。短い動画は今のiPhoneで十分楽しく、なんと言ったらいいのかとてもデバイスにフィットしたコンテンツだなと思います。これは携帯で3GPを見る時の狭苦しさとは比べ物にならない、本当にフィットしているという感じ。
それからもし外出先でWiFiで通信がどこでも可能となったら、凄く便利だろうと思うのはMapです。といってもアプリで、ウェブのGoogleMap方ではないです。GoogleMapもブラウザで見れますが、タッチスクリーンとの相性が悪くて使い物にならないという印象です。
それから天気予報は東京のを時々見ます。なんか表示がよくわからないので、気温しか見ないのですが。
あとは、カレンダーはアップルのiCalのデータと同期しているのですが、どうやらウェブのicalフォーマットのデータを取得してみせるという形にはできないのかな。たぶん。かといってGoogleCalendarはiPhoneのタッチスクリーンではまともに使えないというか。一応、見れるし、入力もできるけど、ドラッグドロップができないので、あんまり気持ちのよいものではないです。この辺はical形式データを読み取れるようにしてほしいかも。もしそうなれば、弊社のスケジューラーもical吐き出しできるようなものに変えたい。
あと、Photosは使う人にとっては結構使えるはずです。仕事やプライベートで写真をたくさん撮る人にとっては、デジタルカメラの液晶で見せるよりも、iPhoneのPhotosの方が画面サイズも大きく、ずっと良くできたビューワーではないかと思われます。
自宅に居るときに、パソコンが無いとか、主に使うのは携帯だという人がいるようですが、僕ももしソフト開発なんかをやっていなければ、パソコンは無くてもいいかなと思いました。
とはいってもこれは現在のW03とかいわゆるWindowsMobile端末のユーザーも似たような印象を、そのデバイスに対して持っているかもしれないです。なので、決してこういったことがiPhoneならではというわけではないと思います。違いは以前も書いたように何となく、万人に好感が持てるような端末だろうというところかと。
さて、それで28日に発売(あとで知ったけどウェブ注文の人にはもう届いているんですね。28は店頭販売)されるiPod Touchですが、多分iPhoneと全く同じアプリが動くのではないかと思います。そのため、デフォルトでメーラーなどは入っていないiPod Touchにも、誰かがiPhoneから抜き取ったメーラーを配布するんではないだろうか。
ちなみにですが、新しいiPod、久しぶりにアップルのコーナーに行って、触ってみましたが、iPhoneよろしく画面をいきなり触ってしまいました。たぶんそれくらい画面を触るという行為は、あたりまえに体に染み付いてしまうことのようです。
で、しかし、1つこうだったらいいかもなというところがあるので、最後にそこだけ書いておきますと、アップルには以前(僕は持っていませんでしたが)Newtonという、メモ帳を模倣したデバイスがあり、Palm OSのデバイスもペンで何かをささっと書いて、画像として保存しておく機能がありました。そういった機能があったらいいなあと思う訳です。
iPhoneは指での入力しか受け付けてくれず、絵を描くというのは無理です。しかし、僕は開発をしているときに、外出した瞬間に、ふとこんな設計でいいのではないかと思う時があって、それをささっと記しておいて、メールで画像としてPCに送っておきたいと思う瞬間が、すごくレアなケースですがあります。でもそういったことはiPhoneではできないわけです。
もちろん滅多にないことなので、ペンを差す穴とか、ペンを同梱する必要はないと思いますが、自分のような人にはニンテンドーDSのようなペンを持ち歩いて、いつでもメモできるようになっていたらいいなあと思うわけです。
日本語入力も、もしかしたらペンの方がいいかもと思います。逆に言うと、アップルがiPod Touchでどんな日本語入力インターフェイスにするのか、非常に興味あります。
WiFiが使えるエリアが広がり、日本語入力が快適にできたとしたら、いまは携帯を使わないPCユーザーもiPhoneは持つかもしれないし、そうなると今のPCをメインに成長してきたウェブ上のコミュニティーは、もっと外出時のユーザーのことを考えたサービスになるべきなのかもしれないなあと思う次第。
しかし今回はアップルにやられたという感じ。ま、AT&Tを無視して無理矢理アクティベートしておいて言うのは変というのもあるけど、一応アップルに7万円も支払ってデバイスを買って、ブログに良さを書いているような、ある面では理想的なユーザーだとおもうんだけど、めちゃくちゃ値下げしておいて、私のようなユーザーには、100ドルのアップルストアーでの商品券も提供されないという、仕打ち。しばらくアップル製品は割けたいが、いままでのキーボードがひどかったので、今度のキーボードだけは欲しいなあ。これがまた高いんだ。くそー。
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